2015年 山口大学医学部 数学 過去問 解説

解答方式

時間

大問数

難易度

記述

150分

4問

標準

■設問別分析

大問

区分

内容

難易度

1

数Ⅲ

2次曲線の問題.特に本問は楕円なのでパラメータを用いて計算するか直接計算するかで計算量が変わる.パラメータを用いると後は微分して増減を調べると良い。

やや易

2

数AⅡ

(1)三角形に関する線分は面積で評価することの確認問題.(2)計算がきついが,結果を見て幾何的な意味を理解すること.底辺をACと見た高さの比較となる.(3)先の比較から点Pは明らかにBCの中点とわかるので解は自明。

標準

水の入った半球の入れ物の中に球を入れる問題.これだけ聞くと解きたくなくなるようだが,実際はかなり容易である.半径[math]\gamma [/math]を用いて2通りで体積を表して連立して終わる
4 数A 整数問題で偶奇を問う問題.整数の積が偶数の場合それらのうち少なくとも一つは偶数であることを示すと良い.なので全て奇数の場合の矛盾を考える。 標準

■傾向と対策:見せ方が難しく見えるが本質をしっかり考えると良い。

問い方は難しく見えるが基礎がしっかりしている問題.普段から粘り強く考える練習をしておくことが大切.考える時間もきちんとあるので,焦らずに本質を見抜くことができる.またしばしば計算がきつい年度もあるのが,無意味にきついものでないので過去問で慣れておくことをお勧めする。